カナダトロントへ一ヶ月のホームステイ。

高校生の頃の話です。当時私は英語科のクラスで、1年生の夏に一ヶ月ホームステイするのがその科の決まりでした。
行き先はカナダのトロントか、バンクーバです。英語科に居たものの英語力は皆無だった私は何もわからずトロントへ。

到着すると素晴らしく綺麗な街並みで、初めての海外ということもありテンションも上がっていました。
そして、運命のホームステイ先の人との出会い。と言っても会話がほぼわかりません。
相手の方はとても優しそうなご夫婦でした。そのままお家へ招待していただきディナーをいただきながら簡単な英語で一生懸命自己紹介しました。

そして次の日からはそこからバスを2回乗り継ぎ学校への行き方を一緒に乗ってくれ丁寧に説明をしてもらいました。
ただ、私の英語力は皆無なのでさっぱりわからず、日本人の悪い癖と言われる、何でもかんでもイエス、オーケー、イャー!で乗り切って二日目の朝を迎えました。
一人で大丈夫?的なことを言われましたが、お得意のイェース!

行きのバス二回乗り換え、無事に学校到着!やっぱりやればできるじゃん!と思い、学校で授業を受け、
帰りはファーストフード店で寄り道をし、さて帰ろうかなと1回目の乗り換え場所に着き、2回目に乗るバスが20分待ってもこないのです。
あまりに遅くなるとホームステイ先の人が心配するだろうと思い何も考えずに次来たバスに乗りました。

しばらくすると見たことない景色が流れるように去っていき30分もしたらバスが止まりました。
どうしたのかなと思い不安になりながらも座っていると、運転手の人が終点だよ的なことをおっしゃってました。
これは困ったと思い、事前にご夫婦から貰っていた住所の書かれた紙を見せると、方向だけ教えてもらい、歩いて帰ることにしました。
流石に16、7歳にもなって迷子になるとは思いませんでした。

しかし異国の地で建物も日本では見かけないというのもあり不思議と恐怖や、不安はなく、
40分程歩いてるとなんとなく見覚えのある景色になり、薄暗くなりかけている景色の中に人影が見えました。

私の名前を呼んで手を振ってくれているホームステイ先のご夫婦でした。
心配をよそに私は笑顔で帰宅し、少し怒られましたが、無事に帰ってきた私をハグして泣いているご夫婦を見て、心配をかけてしまったことに反省をしました。
その後は迷子になることなく、まぁ色々ありましたが無事に生き残ってます。